セミナー・会議

◆(JST主催)令和6年(2024年)度 研究公正シンポジウム
―新たな研究不正行為への対応と科学の公正性の確保に向けて― 開催のお知らせ

標記イベントにAPRIN関係者の先生方が登壇されますのでご案内いたします。

<内容紹介>

「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」が2014年に改訂されて以降、研究機関において、研究倫理教育など研究不正行為の防止のための取組が一層進められています。他方、同ガイドラインで定められた特定不正行為(捏造、改ざん、盗用)以外にも、「疑わしい研究行為」(QRP:Questionable Research Practice)として、不正行為につながりかねない問題を含むグレーゾーンの研究行為が確認されており、その課題が顕在化してきています。
これらの研究行為は研究分野により慣習が異なることもあり、研究機関や学協会はその取扱いを明確化して所属する研究者に啓発するとともに、研究者は研究活動の様々な場面において自律的に考え行動していく必要があります。
こうした状況のもと、研究機関や研究者(とりわけ研究室主宰者)はどのような対応をすべきでしょうか。
本シンポジウムでは、研究公正の推進に関する国内外の取組・事例等を紹介しながら現状の課題を整理し、新たな研究不正行為を含めた今後の対応と研究環境の改善、研究倫理教育の高度化について考えます。

●日 時 :令和6年10月31日(木)13:00~16:40

●開催形態:オンライン(Zoomウェビナー形式)

●参加申込・詳細:
 下記、JST研究公正ポータルサイトよりご確認ください
 https://www.jst.go.jp/kousei_p/event/sympo2024/index.html

 (締切:令和6年10月28日(月)
  定員に達し次第、申込み受付を終了いたします。)

●定 員 :1,000名程度(参加費無料)

●対 象 :以下に該当する方
・研究現場における公正な研究活動に関心のある研究者の方
・大学・研究機関等で研究公正活動や研究倫理教育を推進・担当する方
・研究室を主宰等する研究者の方
・研究公正活動に関心のある方

●主なプログラム:
・来賓挨拶・講演
      岡村勝文  文部科学省 科学技術・学術政策局 研究環境課 研究公正推進室/室長
・講演1「学問の「公正さ」をどう伝えるか ―大学における研究公正教育の実践と課題―」
      岡林浩嗣  筑波大学 生存ダイナミクス研究センター/講師
・講演2「特定不正行為以外の問題にどう対応するか 二重投稿、オーサーシップ、査読偽装を中心に」
      中村征樹  大阪大学 全学教育推進機構/教授
・講演3「研究不正対応から一歩踏み出して研究の質向上へ なぜメタデータが大切なのか」
      飯室聡  国際医療福祉大学 大学院医学研究科 公衆衛生学専攻/教授
・パネルディスカッション
   モデレーター 札野順  早稲田大学 大学総合研究センター/教授
   パネリスト  上記の講演者4名

【本シンポジウムに関するお問合せ先】
 シンポジウム運営事務局(株式会社ディーワークス)
 TEL: 03-5835-0388(平日10時~17時)
 MAIL: kousei-sympo2024[at]d-wks.net ([at]は@に変換してください)
  ※JST主催の本シンポジウムの運営事務は、株式会社ディーワークスに委託しています。

【個人情報に関するお問合せ先】
 国立研究開発法人科学技術振興機構(主催者)
 法務・コンプライアンス部 研究公正課
 MAIL: rcr-event[at]jst.go.jp ([at]は@に変換してください)

以上

◆「令和6年度 第1回 JSTワークショップ 公正な研究活動の推進
  ―研究倫理教育映像教材「研究活動のグレーゾーン」の利活用を考える―」のご案内

オンラインで開催される科学技術振興機構(JST)主催のセミナー「令和6年度 第1回 JSTワークショップ 公正な研究活動の推進 ―研究倫理教育映像教材「研究活動のグレーゾーン」の利活用を考える―」についてご案内をいたします。

<内容紹介>
 公正な研究活動を推進するため、どのような研究倫理教育を行うことが効果的でしょうか。
 本ワークショップでは、2024年5月に公開した研究倫理教育映像教材「倫理の空白Ⅲ 研究活動のグレーゾーン」*を通じて、日常の研究生活に潜む「疑わしい研究行為(QRP: Questionable Research Practice)」への理解を深めます。QRPは、不正行為につながりかねないような問題を含むグレーゾーンの研究行為のことであり、そのきっかけとなる場面を通じて、研究室主宰者(PI)等が「責任ある研究」を実施するために意識すべきことを検討します。
 本映像には、「人文・社会科学編」および「自然科学編」があります。それぞれの分野の研究倫理の特徴や課題も踏まえながら、各機関でのPI向け研究倫理研修会等の具体案やアイデアをグループワークで議論し、より効果的な研究倫理教育、公正な研究活動の推進に役立てていただくことを目的として開催します。
 既に研究倫理教育を担われている方をはじめ、これから映像教材を活用してみたいと思われている方のご参加も歓迎します。皆様のご参加をお待ちしております。

*JST研究倫理教育映像教材「倫理の空白Ⅲ」研究活動のグレーゾーン
 https://www.jst.go.jp/kousei_p/measuretutorial/mt_movie_gapinethics3.html

日 時:2024年7月17日(水)13:00~16:00(11:45~映像教材上映)

開催形態:オンライン開催(Zoom)

対 象:以下に該当する方
    ・大学・研究機関・研究室等で研究倫理教育・研修に関わる方(含むPI)
    ・グループワークに主体的に参加できる方
    ・事前に上記映像教材「倫理の空白Ⅲ 研究活動のグレーゾーン」(2種類※1)の視聴等をいただける方
    ※1:人文・社会科学編と自然科学編の2種類
    ※2:映像教材の視聴のほか、当日ワークに活用いただける事前資料をご用意しています。
    詳細は後日ご案内いたします。

講 師 :早稲田大学 札野順 教授 / 広島大学 野内玲 准教授

定 員 :40名程度(参加費無料)

参加申込https://www.jst.go.jp/kousei_p/eventreport/jst_ws.html

申込締切:2024年7月3日(水)※定員に達し次第、申込み受付を終了いたします。

※本ワークショップについてのお問い合わせは下記へお願いいたします。
科学技術振興機構(JST) 法務・コンプライアンス部 研究公正課
メール:rcr-event[at]jst.go.jp ([at]は@に変換してください)

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