2021年12月22付で、APRIN事務局より維持機関会員・賛助会員の窓口担当者の皆様へ
以下のメールをお送りいたしましたのでご確認ください。
一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)維持機関会員・賛助会員
窓口担当者 各位
(※このメールはAPRIN 維持機関会員・賛助会員の窓口担当者の皆様へお送りしています。
成績管理者、教員・研究者・研究倫理教育担当者の皆様へ転送していただけますよう
お願いいたします。)
平素より大変お世話になっております。
APRINより会員の皆様へのお知らせをお送りいたします。
この度、「2021年度全国公正研究推進会議」の参加登録の受付を開始いたしましたので
お知らせいたします。以下特設ページにてご確認ください。
・APRINウェブサイト「2021年度全国公正研究推進会議」特設ページ
https://www.aprin.or.jp/seminar/seminar_detail/aprinkaigi2021
・概 要
会議名:2021年度全国公正研究推進会議 ~情報と社会:研究倫理の立場から~
日 時:2022年2月22日(火)10時~18時35分
10時~12時:サテライト・イベント企画1、2
13時~18時35分:全国公正研究推進会議 全体会・分科会
開催方法:オンライン(ライブ配信) ※一部オンデマンド配信予定
主 催:一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)
後 援:特設ページ参照
対象者:研究者(特に PI の方)、研究支援担当者、技術開発に携わる方等
参加費:無 料(事前参加登録制)
・プログラム
10:00~12:00 サテライト・イベント企画1(研究公正推進担当者向け)
「公正研究推進に必要なスキルとは」
サテライト・イベント企画2(研究者・研究倫理指導者向け)
「是か非か、研究スキル売買」
12:00~13:00 昼休憩
13:00~13:15 開会挨拶、来賓挨拶
13:15~13:45 基調講演1「日本の臨床研究の歴史にみる課題」
永井 良三 (自治医科大学 学長)
13:45~14:15 基調講演2「Ethics in Information Technology」
Kenneth W. Goodman, Ph.D.(Director, Institute for Bioethics and Health
Policy, University of Miami Miller School of Medicine)
14:15~14:45 基調講演3「Education of research ethics and integrity in Hong Kong」
Mai Har Sham (岑美霞) Ph.D.(Pro-Vice-Chancellor / Vice-President
Choh-Ming Li Professor of Biomedical Sciences,
The Chinese University of Hong Kong)
14:45~15:30 基調講演者によるパネルディスカッション
15:30~15:45 休 憩
15:45~17:15 分科会1~4
分科会1 医生命科学系分科会
「デジタル時代に向けた臨床研究の新しい指針への対応と患者参画の推進をめざして」
臨床研究に関係する新しい生命科学・医学系指針が制定された。医療研究推進に向けた
国民の期待に応えるためには、医師、医療スタッフ、研究開発者だけではなく、患者の臨床
研究への理解を啓発し参画を推進することが必要である。今般、新型コロナのパンデミック
への対応のみならず、医療情報のデジタル化と利活用のニーズが高まることによって、医療
界全体として過去の制度設計の陳腐化への対応や倫理的法的社会的課題への取り組みも大
きな変容を余儀なくされている。生命科学・医学系指針の改訂を契機として、生命倫理の4
原則を遵守しつつ、どのように医療情報の利活用推進による臨床研究の活性化を図るべき
か、APRINとして議論を深化したいと考える。
分科会2 理工学系分科会「情報技術の進展に伴う新たな課題」
理工学系分科会の活動状況の報告にひき続いて、社会に大きな変化をもたらしつつある
情報技術に関する倫理的課題について議論する。情報技術の進展に伴い、リアルな社会活動
のかなり多くの部分をサイバー空間の活動に置き換わることから生じるセキュリティ上の
種々の課題が生じている。また、人工知能技術が急速に発展し自動運転車や高度なロボット
の高度化など、多様な社会活動に使われはじめ危惧される課題が認識されつつある。これら
に対処する上で、研究開発段階からの倫理の重要性が増している。情報技術に係る課題は他
にも多くあるが、ここでは情報セキュリティ、人工知能に絞って議論すると共に、理工学系
の学協会での倫理への取り組み状況を報告する。
分科会3 人文学・社会科学系分科会「研究の共同性を考える」
人文学・社会科学分野でも共同研究の機会は増えている。従来から同分野でも共同研究者
間の盗用やオーサーシップの問題は指摘されているが、それは研究に関わるものの役割や
責任の不明瞭さに起因するのではないだろうか。本分科会ではアカデミアで昨今話題にな
っている「研究スキル売買」の問題を取り上げ、改めて共同研究の場における研究公正のあ
り方について議論する。
分科会4 中等教育における研究倫理の教材作成分科会「高校生の研究活動と情報・社会」
中等教育の場では高校生が主体的に研究活動することが奨励されている。現状、課題研究、
高大連携プログラム、各種科学コンテスト、サイエンスキャンプなど様々な取り組みが高校
生の行う研究活動を支援するために活発にされている。その一方で、研究テーマ設定、研究
計画、研究実施、レポート作成、発表など、一連の研究活動のどの段階においても研究倫理
の面で様々な課題があることも指摘されている。今回の全国公正研究推進会議分科会では、
「高校生の研究活動と情報・社会」をテーマとし、中等教育と大学教育の接点等の場で、高
校生の研究活動に関連して活発に活動されている方々にご講演を頂く。そうした中で、高校
生にとっての研究活動における情報と社会との繋がりを踏まえた議論をする。
17:15~17:30 休 憩
17:30~18:30 分科会座長によるパネルディスカッション
18:30~18:35 閉会挨拶
英語で行われるセッションは同時通訳があります。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。