APRI2023 TOKYO 参加御礼

 この度は第5回アジア太平洋研究公正ネットワークミーティング 2023(APRI2023 TOKYO)にご参加頂き誠にありがとうございました。3月22日(水)をもって全てのプログラムが終了いたしましたのでご報告いたします。

 今回の国際会議では、最終的に、22か国から、会場参加で約200名*、オンライン参加も含めて全体で700名**を超える皆様に参加登録をして頂き、バイオインフォマティクス、人工知能、新しい形態の不正行為、教育方法など、幅広い問題について議論を行いました。※国数・参加者数を更新いたしました

 開催後は、国内外から、議論の質の高さや会の運営に関して、高い評価と多くのポジティブなご感想をお寄せいただきました。

 この後、参加登録をされた皆様はオンデマンド配信をご利用頂けます。準備が整い次第、ご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

*参加費無料の1日目のみの登録が約40名で、約160名が有料の2日目と3日目を含む全期間の現地参加登録者です。
**これには約460名の参加登録料無料の1日目のみのオンライン登録者と、約50名の有料の2日目と3日目を含む全期間のオンライン登録者を含んでいます。

APRIN主催技術倫理セミナー「事例で学ぶ技術者倫理」(ライブ配信)を開催しました。

 2021年11月2日、オンラインでAPRIN主催の技術倫理セミナー「事例で学ぶ技術者倫理」を開催いたしました。定員上限の450名の参加登録を受付け、当日は362名の技術者・研究者・経営者等の皆様にご参加いただきました。
 APRIN理工学系分科会では、技術倫理の基礎的な部分は、小学校・中学校の検定済みの教科書のように、日本全体で同じ内容を学習してよいと考えています。また、コロナ禍の影響などで、教育の場で必ずしも講師の先生方をお呼びできなくとも、技術倫理を補助的に教えられる先生がいらっしゃれば、基本的な教育内容はeAPRINの教材や教材の中で提供するディスカッションテーマなどを活用して頂くことで十分に指導・学習して頂くことができると考えています。
 このような考え方のもとで、eAPRIN理工学系教材の全体の構成を、技術者向けの倫理(RCE)6単元と事例集全9章、合わせて全15単元になるように定め、この教材を用いて大学での技術者倫理の授業を一通り行うことができるように整備いたしました。教材は現在eAPRINで配信されています。
 今回のセミナーは、事例集全9章の内容を教材作成担当者が15分で解説し、CPD認定プログラムセミナーとしてライブで配信すること、また、当日収録した講演動画をeAPRINの動画教材として活用することを目的として開催いたしました。

・APRINウェブサイト特設ページ:https://www.aprin.or.jp/seminar/seminar_detail

・参加者アンケート回答結果(一部抜粋、参加登録者450名に対して回答を依頼し246名が回答)
(1)年齢(20歳代5人、30歳代13人、40歳代49人、50歳代82人、60歳代70人、70歳代以上27人)
(2)職業(技術者194人、研究者14人、経営者11人、学生2人、その他25人)
(3)セミナーの満足度(とても役に立った61%、役に立った38%、期待外れ1%)

 ≪特に役立ったテーマ≫

 ・ほとんどの演目が再認識することばかりでとても役に立った。
 ・講演1の技術者としての生き方。講演6で話のあったCRM(今回初めて知ったのでこれから
  理解を深めたい)。講演7の公益と利益の対立は、日常の中で起きていることであり公益に
  反さない範囲で企業利益を追求している中で倫理的な問題が発生してしまうということを
  改めて考えるきっかけとなった。
 ・講演7と8は、欧米と日本との意識や考え方の差を考えさせられた。
 ・利便と安全・利益と公益の対立の双曲割引曲線。行動経済学上の考え方をはじめて聞く事ができた。

 ≪感想や今後取り組んでほしいテーマ≫

 ・今回のように、具体的な事例を挙げて頂くと大変理解しやすく、記憶に残るように感じる。
  大学発ベンチャー等で起こりうる倫理的問題や利益相反等について取り上げて頂きたい。
 ・講演数を半分ほどにして、1講演における講演時間を長く取って、もう少し具体的に事例紹介を
  行っていただいた方が、理解が深まると感じた。
 ・社会的課題に取り組む技術者の積極的倫理。技術者が組織(企業)の中で常態化している倫理的問題
  に気が付いたが、周りの理解が得られない時に、どのように考えどのように行動すると解決できるの
  か。

APRINでは今後も同様のセミナーを開催する予定です。内容に関するご要望等ございましたら、
APRIN事務局までお寄せください。

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写真:当日の配信会場の様子
※本セミナーにおける講演資料の公開はございません。

APRIN主催 技術倫理セミナー「求められる技術倫理とその実践」を開催しました。

 2019年11月6日、早稲田大学西早稲田キャンパスにおいて、APRIN主催の技術倫理セミナー「求められる技術倫理とその実践」を開催いたしました。初めに、APRIN理工学系分科会所属の先生方が6名登壇し、分科会で作成した技術倫理に関するeラーニング教材(eAPRIN技術者向けの倫理教材:RCE)の具体的な内容に触れながら、技術と社会、技術者から見た工学倫理、技術開発におけるリスクマネジメント、情報技術に関する倫理、技術開発における技術データの取り扱いに関する倫理、技術開発・事業化における契約の重要性などの多岐にわたるテーマで講演しました。
 講演後に行われたパネル討論では「事例に学ぶ技術倫理の実践」をテーマに白熱した議論が繰り広げられました。事後アンケートでは「様々な視点から技術倫理を考える必要性を知ることができた」、「このような教材の存在を知ることができよかった」、「実際に私達聴講者が持ち帰って活用するためには具体的な内容の方がありがたいので、パネル討論は良かった」、「パネルディスカッションの最後の部分は生の話が聞くことができとてもためになった。自分にとってはどうなのかをよく考えてみたい」などとご好評の声を多く頂きました。一方で、「セミナーの対象者やeラーニング教材の単元の設定の考え方を明確にして欲しい」、「話題をさらに掘り下げて欲しい」というご意見もいただきましたので、今後の計画に反映させていただきたいと思います。
 このようなセミナーは今後も継続して開催いたします。内容に関するご要望がございましたら、APRIN事務局までお寄せください。

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写真:当日の様子
※本セミナーにおける講演資料の公開はございません。

APRIN主催セミナー「人文学・社会科学における公正な研究活動のために」を開催しました。

 2018年12月3日、甲南大学ネットワークキャンパス東京において、APRIN主催セミナー「人文学・社会科学における公正な研究活動のために」を開催いたしました。当日は、人文学・社会科学の学問特性や研究成果発表の慣行などを踏まえつつ、この分野で目立つと思われる「他者の言説の不適切な引用」や「盗用などの事例」について講演および意見交換が行われ、参加頂いた方より、大変多くのご好評を頂きました。
 このようなセミナーは今後も継続して開催いたします。内容に関するご要望がございましたら、APRIN事務局までお寄せください。

講演資料1(家泰弘先生)

講演資料2(井野瀬久美恵先生)

講演資料3(野内玲先生)

講演資料4(原塑先生)

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写真:当日の様子

 

2017/11/21開催「研究公正の推進に関する講演会」について

2017年11月21日、東京工業大学キャンパスイノベーションセンターにてAPRIN主催の「研究公正の推進に関する講演会」が開催されました。講演者として研究公正の推進活動にお詳しいゾイ・ハマット氏をお迎えし、米国をはじめ、世界各国における研究公正推進の取り組みについて最新の情報をお話しいただいた後、意見交換会では参加者の皆様との質疑応答を含め、研究公正の推進方法などについて具体的なご助言をいただきました。

本講演会につきましては、研究公正ポータルにもレポート記事が掲載されております。

科学技術振興機構 研究公正ポータル
米国の研究公正の現状と”ARC of Integrity” ~ゾイ・ハマット氏講演会報告レポート~

https://www.jst.go.jp/kousei_p/posts/20180330zoehammatt2017.html

【12/10】AMED支援「国際誌プロジェクト」が主催した「統計ブートキャンプ@東京」に連携機関として参加しました。

市川専務理事が信州大学医学部特任教授としてbootcamp_tokyo_s研究開発代表者を務めるAMED支援国際誌プロジェクト(AMED研究公正高度化モデル開発支援事業「医系国際誌が規範とする研究の信頼性にかかる倫理教育プログラム」)は、平成29年12月10日、東京大学医科学研究所1号館講堂において「統計ブートキャンプ@東京」を開催し、APRINは本事業の連携機関として参加しました。
このブートキャンプは、年2回、大阪と東京で開催し、科学的に妥当かつ再現性のある研究を行うことのできる医療者の育成を目的とした統計ワークショップです。参加者自身のパソコンで実例をもとにしたデータ解析を実践しながら、国際水準で認められるエビデンス構築に必須となる統計解析の基本を身に着けます。
事前登録による申込は開始36時間で90名の枠が埋まり、当日は75名の医療関係者、大学教員、学生が参加しました。去る10月1日の大阪開催後に行ったアンケートでは大変多くの方から好評を頂いた一方、参加者間の知識の隔たりの大きさから「講義の進行が速すぎる」、「基礎部分は不要」など両極端に分かれたご意見を頂いたため、今回の東京開催ではあらかじめスケジュールを公開し必要な講義のみに参加できるようにする一方、時間を拡張し、より丁寧な講義に努めました。その結果、満足度は大阪開催時を上回るものとなりましたが、講義内容の難しさや多様さから、時間配分、参加者に応じた難易度の調整については更なる検討が求められました。アンケート解析結果は「統計ブートキャンプ東京 アンケート結果 20171212」をご覧ください。

「統計ブートキャンプ東京 アンケート結果 20171212」 pdficon

参加者の感想(抜粋)
■普段臨床をやっていて、統計に触れる機会が少ない医師でもわかりやすい内容から説明してくださり、ためになりました。
■統計に興味のある研修医などのビギナーに推薦できるかといわれると、消化不良になりそうでどうかなという感じだった。一方で、ある程度基本的な統計解析のできる自分としては、後半の話をもう少しゆっくり聞いて、自分でできるところまで落としてもらえると嬉しかった。
■質の高い講義を一番前の席の真ん中で(しかも無料で)聴講させていただきまして大変有意義でした。
■講義内容はそのままで、時間配分をもう少し長くしてほしい。
■ベーシックとアドバンスコースや観察研究編とRCT編のような目的別があっても良いと思いました。
当事業では来年度もブートキャンプの開催を予定しています。当サイトに開催案内を掲載いたします。ぜひご参加ください。

大阪開催の報告は以下をご覧ください。
https://www.aprin.or.jp/activity/1095.html

【10/1】AMED支援「国際誌プロジェクト」が主催した「統計ブートキャンプ@大阪」および「第1回運営委員会」に連携機関として参加しました。

市川理事が信州大学医学部特任教授として研究開発代表者を務めるAMED研究公正高度化モデル開発支援事業「医系国際誌が規範とする研究の信頼性にかかる倫理教育プログラム」(AMED支援「国際誌プロジェクト」)は、平成29年10月1日、大阪市立大学にて「統計ブートキャンプ@大阪」および「平成29年度第1回運営委員会」を開催しました。
APRINは、AMED支援「国際誌プロジェクト」で作成されたeラーニング教材のウェブ化と配信、利用者窓口対応などの利用啓発活動、事業終了後の教材管理を行うことなどから本事業の連携機関となっており、今回はその活動の一環として参加しました。
統計ブートキャンプ@大阪では、全国の大学・医療機関より100名の研究者等が参加し、ご自身のパソコンでデータ解析を実践しながら、国際⽔準で認められるエビデンス構築に必須となる統計解析の基本を学びました。参加者からは、「このような講習会が開催されることを鶴首していた」「EZRを操作することが出来るようにしていただき、大変ためになった。理論だけでなく作業を伴うハンズオンセミナーであるのがとても良かった」などの感想が寄せられ、大盛況のうちに終了しました。
平成29年度第1回運営委員会では、これまでの事業活動の報告や予算執行状況の報告が行われました。APRINからは、平成29年9月15日現在のeラーニングプログラム利用状況を報告し、283機関(医学部を持つ大学は70機関)、46万人が受講登録している実績は、教材配信の全国展開を行うための媒体として高く評価されました。
次回のブートキャンプは東京大学において12月頃の開催を予定しています。当サイトにも開催案内を掲載いたしますので、ぜひご参加ください。

4/18 地域科学KKJセミナー「大学評価における研究倫理教育と新展開」において、APRIN福嶋理事、野内主任研究員、戸谷コーディネーター、東北大学 羽田総長特別補佐(APRIN理事)が講演を行いました

平成29年4月18日10:00~16:40に、地域科学KKJセミナー「大学評価における研究倫理教育と新展開」が開催され、APRINより福嶋理事、野内主任研究員、戸谷コーディネーター、東北大学 羽田総長特別補佐(APRIN理事)が講演者として参加いたしました。

福嶋理事は「大学評価における研究倫理教育と新展開」と題し、研究倫理教育のあり方と、研究倫理教育責任者の役割、効果的に研究倫理教育を行っていくための方法について講演を行いました。
続いて野内主任研究員より「e-Learning 教材の開発状況と今後の拡充~医学系・理工系・人社系 89 単元の作成ガバナンス」と題した講演が行われ、APRIN教材の作成プロセスとその特色について紹介されました。
昼食後、戸谷コーディネーターより「次期 e-Learning システムのデザインとAPRINの事業展開~教材配信事業の仕組み/会員制と運営方式」と題し、APRINの会員制度と次期 e-Learningシステムに関する説明、および研究倫理担当の事務職員としてどのように現場対応をしていくべきかについての講演が行われました。
最後に東北大学 羽田総長特別補佐(APRIN理事)より「研究倫理の実質化に向けた課題と取り組み~人文・社会科学分野を中心に」と題し、研究不正の定義や研究現場に於ける課題について、具体的な例を交えながらの講演が行われました。

当日は全国の公・私立大学から研究倫理担当の教員や職員が参加し、熱心に耳を傾けていました。

1/27 大学間連携共同教育推進事業「研究者育成の為の行動規範教育の標準化と教育システムの全国展開」最終報告会/事業継承式典/第3回研究倫理教育責任者・関係者連絡会議が開催されました。

平成29年1月27日、信州大学を代表校とする大学間連携共同教育推進事業「研究者育成の為の行動規範教育の標準化と教育システムの全国展開」の最終報告会/事業継承式典/第3回研究倫理教育責任者・関係者連絡会議が開催されました。事業継承式典ではプロジェクト代表校の信州大学およびNPO法人日米医学教育コンソーシアムから一般財団法人公正研究推進協会への事業継承が発表され、事業移管に関する合意書の取り交わしも行われました。
 

本イベントにつきましては、研究公正ポータルにもレポート記事が掲載されております。

科学技術振興機構 研究公正ポータル
「~第3回研究倫理教育責任者・関係者連絡会議レポート~」
http://www.jst.go.jp/kousei_p/jst_contents_plan.html